2008年04月15日

ベンゾジアゼピン系睡眠薬

ベンゾジアゼピン系睡眠薬

世界中で高齢者の不眠症に対して、ベンゾジアゼピン系の入眠薬、抗不安薬はかなり多量に処方されていますが、副作用も習慣性も少なく、連用しても認知症になることもありません。

ベンゾジアゼピン系薬剤は情動と関係する大脳辺縁系に分布する受容体に結合して作用し、大脳前頭葉、視床下部、脳幹網様体などにはあまり作用しないので意識や高次脳機能への影響が少なく、薬物依存性も弱いのです。

また、呼吸中枢がある脳幹にも作用しないため、多量に服用しても死亡する危険性が少ない薬です。

50歳代、60歳代迄の人が連用することは勧められませんが、70歳以上になれば毎日服用しても大丈夫です。

しかし、薬剤ですから、年に2回程度、副作用チェックの意味もあり、血液検査などを定期的に受けて下さい。

薬剤の種類によって生物学的半減期をもとに長・中・短の持続時間に分けることが出来ます。

血中濃度半減期というのは、その薬剤が最高の血中濃度から、肝臓や腎臓で代謝・排泄されて半分の血中濃度まで減少するまでの時間をいいます。

代謝・排泄が早い薬は半減期が短く、そうでない薬は半減期が長くなります。

半減期の短いものは4時間未満のもので、睡眠前半に充分な血中濃度が得られて入眠に優れた効果があります。

朝の目覚めが爽快で、翌朝に眠気が残らない利点がありますが、薬剤の依存性が起こりやすいという欠点もあります。

旅行などで眠れないような一過性の不眠、軽い不眠症や、代謝・排泄機能が低下しこいる高齢者に向いているといえるでしょう。

半減期が長い入眠剤は50〜100時間のもので、数夜よく眠れ、急に服用を中止しても不眠・不安が起こらないという利点があります。

但し、日中に眠気が残り、舌のもつれ、歩行障害、倦怠感が起こりやすいという欠点があります。

中間の半減期の入眠剤は20時間前後のもので、7〜8時間という生理的睡眠時間に合わせたもので、一時的な不眠や、慢性の不眠症にも適しています。

中途覚醒や早朝覚醒で悩んでいる不眠に適しています。

しかし、翌朝まだある程度の血中濃度が残づているので、ふらふら感、眠気などが残ることがあります。

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posted by あんみん at 00:00| ベンゾジアゼピン系睡眠薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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